Necessity of engine maintenance
エンジン整備の必要性
日常の定期点検と適正な整備が、皆様の安全運転をお守りします
エンジンは、使用状態と使用期間に応じて部品機能の劣化が進み、性能の低下が生じます。その劣化や性能低下をそのまま放置しておくと不時のトラブルや故障が生じ危険な事故が発生したり、燃料や潤滑油の消費量が多くなって不経済となり、また排気ガスや騒音が増大するなどエンジンの寿命を短くします。
エンジン整備行程
分解洗浄行程
整備が必要な箇所を分解し、不良箇所を見つけだす工程です。
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分解部品点検検査行程
主要各部品の目視点検、寸法計測、カラーチェック・磁粉探傷などの非破壊検査を行い、各部品が継続使用可能かどうか判断する工程です。
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組立調整試運転行程
各エンジンメーカーの組み立て基準に則り、分解した部品を組み立てていく工程です。
ゴミなどを入れないよう細心の注意を払うとともに主要部の隙間、ギヤバックラッシュ、タイミング等を計測しながら組み立てていきます。
定期点検・整備の目安
点検整備の間隔時間は、エンジンの積算運転時間計(アワーメータ)の時間によって実施してください。アワーメータの時間より早めに点検整備が必要と思われるときはその限りではなくその都度実施することが必要です。
エンジンの適正な整備間隔はそのエンジンの機種、使用状況や用途、燃料、オイルの状態によって異なりますのでご使用されるエンジンの『取扱説明書』をご参考にしていただき、整備の実績を考慮しながら間隔時間を増減してください。